不動産ニュース / 開発・分譲

2024/2/22

辻堂のタワマンに反響4,000件超/リスト

「THE TOWER湘南辻堂」完成予想図
モデルルーム

 リストデベロップメント(株)は22日、複合タワーマンション「THE TOWER湘南辻堂」(神奈川県藤沢市、総戸数196戸(うち一般販売対象外住戸24戸))のマンションギャラリーを報道陣に公開した。2023年12月のホームページ開設からこれまでに4,000件を超える事前反響を得ている。

 同物件は、JR東海道線「辻堂」駅徒歩2分に立地。約2,300平方メートルの敷地は賃貸住宅や商業店舗などが建っていた場所。同社は、この物件に近接する場所で「リストレジデンス辻堂タワー」(129戸)を10年に分譲しており、そこから地権者との関係を構築し、土地の集約化にこぎつけた。

 建物は高層棟と低層棟で構成。高層棟は制震構造・鉄筋コンクリート造地上29階地下1階建て、低層棟は鉄骨造地上3階建て。総延床面積は約2万5,000平方メートル。総合設計制度を利用し、高さは約98.9mは湘南エリア(藤沢・茅ヶ崎・鎌倉・逗子)最高層。「辻堂」駅と高層棟2階部分との間にペデストリアンデッキを設置する(設置後、藤沢市に寄贈)。高層棟の5~29階部分に分譲マンション、高層棟1~3階および低層棟に商業施設(12区画)が入居する。駐車場は地下に機械式57台分を用意。竣工は25年9月中旬予定。

 外観は(株)グラマラスCEO兼デザイナーの森田恭通氏が担当。湘南エリアのイメージになじむよう、白を基調にバルコニーも含めガラス面を大きく採っている。共用部は、3階部分に集約。カッシーナ・イクスシーが空間デザインを監修。ワークラウンジやオーナーズラウンジ、ゲストルーム等を備える。

 住戸は、全21タイプ。ワンルーム~4LDK、専有面積約34~92平方メートル。間取り比率は、ワンルーム約5%、1LDK約20%、2LDK約30%、3LDK約35%、4LDK約10%。5割弱が角部屋。内廊下方式で、各階に宅配ボックス、防災倉庫、ゴミ置き場を設置。二重床二重天井、天井高2,500mm、Low-eサッシ。ディスポーザー・食洗器などが標準。8階以上からは海が望める。

 3月よりマンションギャラリーの予約制案内会を開始、5月にも販売を開始する予定。戸数・価格は未定だが、平均価格は1億円前後となる見込み。4,000件の事前反響のうち、1,000件が東京都在住者。地元藤沢市・茅ケ崎市が約半数。残りは近隣の横浜市川崎市含め、全国に分散している。年齢層も30歳代から60歳代まで幅広い。ほぼすべてが実需層。

 同日説明に当たった同社経営戦略室課長代理の鈴木 篤氏は「戸建てニーズが強い湘南エリアでタワーマンションを建てることを悩んだが、タワマンを建てられる立地は数少なく、都内から人を呼び込み、まちを継続的に発展させる意義があると開発に踏み切った。多様なニーズに応えられるよう、住戸のバリエーションも多く設定した」などと語った。

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