不動産ニュース / 仲介・管理

2024/3/6

リバブル、AI査定システムが特許取得。外販も視野

 東急リバブル(株)は5日、(株)Rist(京都市下京区、代表取締役社長:長野 慶氏)と共同開発した「不動産の価格査定AIシステム」が特許を取得したと発表した。

 同システムは、東急リバブルの査定担当者によるものと同等水準の査定価格が算出できるものとして開発。査定業務の高いレベルでの標準化や業務時間の短縮を実現している。AIモデルの作成については、東急リバブルの査定データ1,000件超をAIに学習させることで、一般的な査定ルールの適用と、査定担当者の経験則による判断を両立。誤差率の中央値はマンション版で1.98%、土地戸建て版で3.88%と高い査定精度となった。

 東急リバブルは、新築マンション買い替え時の所有不動産売却に関する相談に同システムを活用。22物件で320組超の顧客が利用してきた。今後については、外部へのサービス提供も視野に同システムの活用方法を検討していく。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

価格査定

不動産の売却を媒介する場合に、依頼者に助言するなどのため取引価額を算出する行為をいう。この場合にその根拠を示すことが必要で、標準的な手法によって取引事例を比較検討し、客観的で実際的な成約見込額を算出しなければならないとされている。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。