不動産ニュース / 開発・分譲

2024/3/6

東京建物、川崎の新築マンションを実質100%再エネ化

 東京建物(株)は6日、開発中の分譲マンション「Brillia 新百合ヶ丘」(川崎市麻生区、総戸数79戸)の電力を実質100%再生可能エネルギー化すると発表した。

 (株)つなぐネットコミュニケーションズが、自家消費ができ、かつPPAが成り立つ太陽光発電設備を建物屋上に設置。オンサイトPPAモデルによる太陽光発電の導入は「Brillia」シリーズ初となる。太陽光発電で賄い切れない電力は「Msmart(エムスマ)電力一括受電サービス」による再エネとみなした電力にて供給。これにより実質100%再エネ化を実現する。

 「Msmart電力一括受電サービス」は、つなぐネットが地域電力会社などから高圧電力を一括購入し、マンション内の変電設備で低圧に変換して各住戸専有部に供給し、各住戸の電気料金を削減するサービス。居住者は通常電力の個別契約よりも基本料金や電力量料金が廉価になる。また、停電時は太陽光発電を自立運転に切り替えることで、スマートフォン・バッテリー等への充電も可能となる。

 なお、同マンションは、住棟で「ZEH-M Oriented」、全住戸で「ZEH Oriented」の基準を満たすBELS認証、低炭素建築物の認定を取得しており、CO2排出削減にも貢献する。

 敷地面積約2,930平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造地上6階建てで、延床面積約6,732平方メートル。専有面積は約69~90平方メートル(2LDK+S~4LDK)。竣工は2025年4月、引き渡しは同年6月の予定。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。