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NTT都市開発(株)は、新オフィスブランド「owns(オウンズ)」の初弾物件「owns平河町」(東京都千代田区)の9月竣工を控え、計画を公開している4棟におけるリーシング活動を開始した。
コロナ禍を通じて働き方が多様化する中、リアルでのコミュニケーションの重要性があらためて認識されるようになってきている。そこで同社では、集まりたくなる場所となる中小規模オフィスとして、「owns」をリリースした。オウンズの詳細については、過去のニュースを参照。
オフィスフロアは、天井はむき出し、床もモルタル打ちっ放しとし、入居者が使いやすい仕様にできる自由度の高い執務室を用意。すぐに入居したい、初期投資を抑えたいというニーズに応えるために、セットアップフロアも用意する。
「オフィスの中だと堅苦しい話ばかりになりがちなので、気分を変えてちょっと話す時などに使えるよう」(開発本部担当課長・佐々木 智司氏)、各フロアに広めの専用テラスを用意。コミュニケーションの1要素として活用してもらうとともに、外観のアクセントにもつなげている。
各物件の1階にはカフェを中心に飲食店を誘致。地域にも開くと共に、親睦を深めることにつなげてもらう。さらに、共用キッチン付きの屋上テラスも用意。飲食を共にすることでのコミュニケーション形成を促す。
その他、ラウンジ、会議室、テレフォンブースなど、充実した共用施設も用意する。
同ブランドについては、新築で供給。全物件で「ZEB Ready」の認証を取得する計画。入退出管理ではスマートフォン認証・顔認証を導入し、プラスチックの削減にも配慮する。
「平河町」(東京都千代田区)、「日本橋」(東京都中央区、竣工予定:12月)、「新橋」(東京都港区、同:25年1月)、「八丁堀」(東京都中央区、同:25年7月)と順次竣工の予定で、ほかにも複数の計画が進行中だという。反響も期待以上で、「リーシング開始前にもかかわらず、毎日のように問い合わせの連絡を受けている」(同氏)という。
同氏は、「働き方が多様化する中で、自分が働く場所を主体的に選択できる時代だからこそ、リアルな場所で集まって働くことで生まれる熱量があり、そういった場所だからこそ生まれるアイディアやつながりがある。そういった場所をownsで創り出していきたい」と語っている。
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