不動産ニュース / 開発・分譲

2024/5/1

札幌市内で地元産材を使用した耐火木質ビル

 住友林業(株)はこのほど、札幌市内の耐火木質ビル「木NINARU BLDG.(キニナルビルディング)」(札幌市中央区)が4月29日に開業したと発表した。 

 観光やビジネスの拠点となる札幌市中央区南1条通りに立地。敷地面積は約139平方メートル。建物は鉄骨造(7~10階は木質ハイブリッド集成材を使用)地上10階地下1階建て。延床面積は約1,152平方メートル。

 事業主はスタートアップ支援投資事業を行なう(株)Beppo Corporation。北海道の産業と若者を支援する拠点としていく。1階にはピスタチオ菓子専門店「佐藤堂本店」、2~3階はお酒を飲んだ後の「シメパフェ」で知られるパフェ専門店「パフェ、珈琲、酒、佐藤」が入居。4~8階は木質感のあるシェアオフィス「TREE BASE」がオープンし、7~8階はコワーキングスペースとして営業する。なお、同施設は会員が交流しやすい設計とした他、常駐のコミュニティマネージャーが会員の交流を促していく。

 設計は(株)アトリエオンド一級建築士事務所が、施工は(株)熊谷組と住友林業が担当。上層階は木質ハイブリッド集成材を北海道で初めて採用した他、各種木材は北海道産材を採用し北海道の林業・林産業に貢献している。

1階のエントランス

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集成材

厚さ1~3cm程度の挽板またはラミナといわれる小角材を、繊維方向が互いにほぼ平行になるように重ね、合成樹脂接着剤で接着合成し1つの材としたもの。天然材と比較して、強度性能が高く欠陥が少ない、均一な材を造ることが可能である。

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2024/11/27

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「『住まいの資産価値向上意識』を高めたい!」を更新しました。住まいを長持ちさせるためには大切な「外壁塗装」。しかし、家の中の手入れやリフォームと比較し、外壁のメンテナンスがおろそかになるユーザーは少なくありません。今回は住まいの資産価値向上に対するユーザーの意識を高めるため、省エネ性や快適性に寄与する「性能向上リフォーム(内窓施工)」と外壁塗装を組み合わせた提案を開始した、創建ペイントの取り組みを紹介します。