不動産ニュース / 開発・分譲

2024/3/12

ミサワ、東京・大田区の小学校跡地に産業育成拠点

「旧羽田旭小学校敷地活用事業」の完成予想図

 ミサワホーム(株)は12日、「旧羽田旭小学校敷地活用事業」(東京都大田区)の起工式典を実施したと発表した。

 同事業は、東京都大田区と事業契約を締結した上で、協力企業5社((株)類設計室、(株)松村組、(株)トヨタエンタプライズ、東急住宅リース(株)、プライム ライフ テクノロジーズ(株))と共同で推進しているもの。「つくると暮らす」をコンセプトに、大田区内の地域コミュニティ活性化や区内モノづくり産業の発展、防災拠点機能の強化、交流拠点・居住環境の整備を目指す。

 開発地は京浜急行電鉄空港線「穴守稲荷」駅徒歩7分、羽田空港から車で約7分。敷地面積は約8,000平方メートル。敷地内には公共施設や産業支援施設等を整備する計画で、解体工事に着手し、2025年1月には新築工事の着工を計画している。

 公共施設「(仮称)コミュニティセンター羽田旭」(2階建て、延床面積約1,500平方メートル)は、地域活性化を図る交流拠点で、コミュニケーションスペースを設置するほか、避難スペースの拡充など防災機能の強化も図る。産業支援施設として整備する「イノベーションファクトリー」は、8階建て・50~60区画(延床面積約9,000平方メートル)の工場アパートとして、海外企業を含む大田区内外の企業同士をつなぐ拠点として多様なモノづくり産業を誘致する。共同住宅兼店舗「リビングスタジオ」(14階建て、総戸数100~130戸、延床面積約6,000平方メートル)では、多様な働き方や住まい方に合わせた居住スペースを設けることで、イノベーションファクトリーで働く国内外企業の人に豊かな住環境を提供する計画。

 コミュニケーションセンター羽田旭とリビングスタジオは26年度、イノベーションファクトリーは27年度の竣工を予定している。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。