ミサワホーム(株)は12日、「旧羽田旭小学校敷地活用事業」(東京都大田区)の起工式典を実施したと発表した。
同事業は、東京都大田区と事業契約を締結した上で、協力企業5社((株)類設計室、(株)松村組、(株)トヨタエンタプライズ、東急住宅リース(株)、プライム ライフ テクノロジーズ(株))と共同で推進しているもの。「つくると暮らす」をコンセプトに、大田区内の地域コミュニティ活性化や区内モノづくり産業の発展、防災拠点機能の強化、交流拠点・居住環境の整備を目指す。
開発地は京浜急行電鉄空港線「穴守稲荷」駅徒歩7分、羽田空港から車で約7分。敷地面積は約8,000平方メートル。敷地内には公共施設や産業支援施設等を整備する計画で、解体工事に着手し、2025年1月には新築工事の着工を計画している。
公共施設「(仮称)コミュニティセンター羽田旭」(2階建て、延床面積約1,500平方メートル)は、地域活性化を図る交流拠点で、コミュニケーションスペースを設置するほか、避難スペースの拡充など防災機能の強化も図る。産業支援施設として整備する「イノベーションファクトリー」は、8階建て・50~60区画(延床面積約9,000平方メートル)の工場アパートとして、海外企業を含む大田区内外の企業同士をつなぐ拠点として多様なモノづくり産業を誘致する。共同住宅兼店舗「リビングスタジオ」(14階建て、総戸数100~130戸、延床面積約6,000平方メートル)では、多様な働き方や住まい方に合わせた居住スペースを設けることで、イノベーションファクトリーで働く国内外企業の人に豊かな住環境を提供する計画。
コミュニケーションセンター羽田旭とリビングスタジオは26年度、イノベーションファクトリーは27年度の竣工を予定している。