不動産ニュース / 開発・分譲

2024/3/22

阪急阪神不、定借の「大山」が好発進

「ジオ板橋大山」完成予想図

 阪急阪神不動産(株)が分譲中の定期借地権付きマンション「ジオ板橋大山」(東京都板橋区、総戸数285戸)が順調な売れ行きを見せている。周辺環境の良さ、定借による値ごろ感でユーザーに訴求しており、販売開始から3ヵ月で約100戸の契約に達している。

 同物件は、東武東上線「大山」駅徒歩6分の第一種住居地域に立地する、鉄筋コンクリート造地上10階建ての定期借地権付マンション。借地期間は70年(居住期間)。施工は(株)長谷工コーポレーション。竣工は2025年2月予定。

 約8,000平方メートルの建設地はお茶の水女子大学の国際学生宿舎跡地。同社が設定を受けた定期借地権を購入者に転貸する。周辺は戸建中心の住宅街で、東側には看護専門学校寮跡地が隣接。空地率も55%を確保している。

 スケールメリットを生かし、ブックラウンジ、ワークラウンジ、ゲストルーム、パーティルーム、スカイテラスなどの共用施設を設置。また、棟内に保育所も誘致する。住戸は東向き13スパン、南向き8スパン、西向き12スパン。2LDK~4LDK、専有面積約55~88平方メートル。二重床二重天井、天井高2,450mm。廊下幅960mm。リビングサッシ高2,100mm。ディスポーザー、食洗器、キッチン御影石天板、Low―E複層ガラスなどが標準。

 23年6月にホームページを開設し、これまでのエントリー数は1,700件超。9月のモデルルームオープンから500組超が来場している。12月抽選の1期(1.2次および追加供給)で約100戸は契約済み。平均販売価格は6,900万円台、定期借地権による値ごろ感、大山駅からのフラットアクセス、川越街道沿いのマンションが多い中で周辺環境の良い住宅街立地などがファミリー層・プレファミリー層に評価された。契約者の4割は地元板橋区在住。隣接の豊島区が1割。

モデルルーム

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一般定期借地権

借地借家法(1992(平成4)年8月1日施行)により創設された3種類の定期借地権のうちの一つ。「一般定期借地権」とは次の3つの契約内容を含む定期借地権のことである。

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