不動産ニュース / ハウジング

2024/3/25

残価設定型住宅ローンの取り扱いを開始/パナソニックH

 パナソニック ホームズ(株)は22日、(一社)移住・住みかえ支援機構(JTI)が開発した長期優良住宅対象の残価設定型住宅ローンについて、楽天銀行(株)との提携を経て2月より取り扱いを開始したと発表した。

 商品名は、「楽天銀行オプション付加型残価設定住宅ローン」で、住宅ローン返済期間を従来の35年から最長40年とするもの。提携先の楽天銀行住宅ローン(金利選択型)にJTIが事前に設定する残価設定月以降に行使可能となる2種類のオプションを付加する。

 「返済額軽減オプション」の行使後は、返済額を大幅に軽減した死亡時一括返済型の住宅ローン(新型リバースモーゲージ住宅ローン)に移行する。その後、ローン残高と同額での買い取りを行使することで、住宅ローン残高と同額でJTI等が対象の土地・建物を買い取る。

 売却を希望しない場合はJTIの「かせるストック」というマイホーム借り上げ制度を利用して賃貸運用することで、家賃収入から無理なくローン返済することも可能となる。

 同ローンの適用には、長期優良住宅の認定を受けていることや、建物の長期にわたるメンテナンス体制が確立していることが条件となる。そのため、同社はこれらの条件を満たした上で、同社独自の保証システムとして定めた点検とメンテナンスを実施しながら保証延長を繰り返すことで、最長60年間保証する「長期保証延長システム」や、万が一の地震による建て替えや補修を最長35年保証する「地震あんしん保証」などを付帯する。

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