住友不動産(株)、(株)UACJ、東洋製罐グループホールディングスは3月28日、使用済みのアルミ缶を原料に、再びアルミ缶を製造する「水平リサイクル」のサプライチェーンを共同で構築したと発表した。
具体的には、4月から、住友不動産が保有する都内のオフィスビルで分別回収されたアルミ缶で、UACJがアルミ板製品を製造。東洋製罐グループがそれらを原料にアルミ缶やアルミカップを生産する。
住友不動産としては、この取り組みをオフィス利用者に周知することでリサイクル意識の向上を図るとともに、同社が開催している「桜まつり」でも再生されたアルミカップを活用することで、水平リサイクルをさらに推進していく。
アルミ缶は、リサイクルで発生するCO2が新規製造時の約3%とごく少量のため、今回のスキームにより3社は、資源の国内循環と温室効果ガス排出量の削減に貢献するとしている。