住友不動産(株)は9日、2024年3月期決算(連結)を発表した。
当期(23年4月1日~24年3月31日)は売上高9,676億9,200万円(前期比3.0%増)、営業利益2,546億6,600万円(同5.6%増)、経常利益2,531億1,100万円(同7.0%増)、当期純利益1,771億7,100万円(同9.4%増)の増収増益達成。営業利益、経常利益、純利益はいずれも過去最高を更新した。
不動産賃貸事業部門では、「住友不動産東京三田ガーデンタワー」や「住友不動産新宿ファーストタワー」等の大型ビルの新規稼働により減価償却費が大きく増加したものの、既存ビルの収益改善、ホテルやイベントホール等の施設営業分野の回復が業績に寄与。売上高4,444億600万円(同4.4%増)、営業利益1,765億8,000万円(同6.5%増)だった。
不動産販売事業部門では、マンション、戸建て、宅地で計3,524戸(同563戸増)を販売計上。利益率改善もあり、売上高2,412億700万円(同8.6%増)営業利益602億800万円(同6.5%増)と増収増益達成。
不動産流通事業部門は、仲介件数が3万1,502件(同3,404件減)、取扱高が1兆3,928億6,900万円(同0.3%減)と減少。売上高723億800万円(同0.3%減)、営業利益187億3,900万円(同6.5%減)の減収減益だった。
次期は、売上高1兆円、営業利益2,670億円、経常利益2,650億円、当期純利益1,900億円を見込む。