不動産ニュース / 開発・分譲

2024/5/16

夙川の複合再開発内マンション353戸完売

「ヴェレーナシティ夙川 パークナード」2街区のエントランス

 大和地所レジデンス(株)は16日、兵庫県西宮市で開発を進めていた大規模複合再開発「 夙川プロジェクト」のマンション街区「ヴェレーナシティ夙川 パークナード」(総戸数353戸)について、2024年3月に全戸引き渡しが完了したと発表した。

 夙川プロジェクトは、約3.3万平方メートルの敷地にマンション街区、戸建街区、公園、認定こども園、公共公益施設等を新設するもの。「ヴェレーナシティ夙川 パークナード」は、うちマンション街区内2街区で供給する。

 1街区は、敷地面積約9,675平方メートル、鉄筋コンクリート造地上7階地下1階建て。間取りは2LDK+S~4LDK、専有面積は70.00~103.45平方メートル。販売価格は4,390万~1億290万円。22年12月に竣工した。
 2街区は、敷地面積約7,442平方メートル、鉄筋コンクリート造地上7階地下1階建て。間取りは2LDK+S~4LDK、専有面積は73.46~122.58平方メートル。販売価格は4,440万~1億1,990万円。24年1月に竣工した。

 約3mの奥行があるバルコニーウッド調デッキを敷いたオープンエアデッキを採用。ゲストルームやパーティールーム、「キッズライブラリー」等の交流スペースと、リモートワーク等にも使える個室の「集中スペース」といった共用施設を用意している。また、街区内には、約1,900平方メートルの提供公園や、5つの広場を用意。乳児から幼児まで一貫した保育が可能な幼保連携型認定こども園も開設する。

 21年2月に1棟目、同年12月に2棟目の販売を開始し、1,800組超がモデルルームに来場。西宮市エリア(約40%)、プレファミリー世帯を中心に進捗し、2年8ヵ月で全戸完売となった。

夙川プロジェクト全体の鳥観図

この記事の用語

共用部分

分譲マンションのような区分所有建物について、区分所有者が全員で共有している建物の部分を「共用部分」という。その反対に各区分所有者がそれぞれ単独で所有している部分は「専有部分」と呼ばれる。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。