不動産ニュース / その他

2024/5/16

管理適正評価制度、3月末時点の登録数は4,180件

「『マンション管理適正評価制度』に未登録の会員には、 前向きに取り組んでもらえるよう協力を要請していく」などと話した高松理事長

 (一社)マンション管理業協会は16日、記者懇談会を開催した。

 事務局が、マンション管理適正評価制度登録状況について説明。3月末現在で4,180件の登録があったと発表した(5月16日時点では4,370件)。最も多い登録は「★4」の1,726件(全体の約41%)、うち国の管理計画認定制度を取得しているマンションは396件。

 3月21日開催の「戦略的都市づくり研究会」公開シンポジウムで発表された「マンションの管理水準が取引価格に与える影響」についても紹介。同制度で総合評価水準が「★3」以上の場合、評価を取得していない物件と比べ価格は高く、「★5」のマンションの場合、11%の価格プレミアムが生じていることも確認できたとした。また、築浅物件で「管理体制」の項目でマイナスがあるマンション、築古物件では「管理組合収支」にマイナスがあるマンションは価格に影響しやすいと発表している。

 同協会理事長の高松 茂氏は、「来年3月末までに1万件の登録を目指している。現在、348社の会員のうち62社が登録を行なっているが、未登録の会員に対しては、同制度の仕組みを理解してもらい前向きに取り組んでもらえるよう、協力を要請していく」と話した。
 6月に開催される総会時、高い登録率を達成している会員を表彰する予定。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

管理計画認定制度(マンションの〜)

マンションが適正に管理されていることを認定する制度。マンション管理適正化法に基づく仕組みである。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。