不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2024/5/17

賃貸・ホテル事業収益が過去最高/森トラ24年3月期

 森トラスト(株)は16日、2024年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(23年4月1日~24年3月31日)は営業収益2,629億300万円(前期比1.4%減)、営業利益538億5,300万円(同17.8%減)、経常利益589億6,600万円(同15.0%減)、当期純利益413億8,700万円(同21.9%減)。

 賃貸関係事業は、米国ワシントンD.C.の「601マサチューセッツアベニュー」の通期稼働による収益寄与や、既存オフィスビルの稼働率改善により、営業収益は918億9,200万円(同7.6%増)と、2期連続過去最高を記録した。

 ホテル関係事業は、新型コロナウイルス感染症の5類移行の影響を受け、すべての既存ホテルが稼働率を大きく改善。「リーガロイヤルホテル京都」の取得、「紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良」の開業等もあり、営業収益664億2,600万円(同49.1%増)と、2期連続過去最高となった。

 不動産販売事業は、エスリード(株)のマンション分譲が前年に引き続き好調に推移したが、販売調整等により収益が減少。営業収益864億1,800万円(同26.8%減)となった。

 次期については、営業収益2,850億円、営業利益540億円、経常利益570億円、当期純利益360億円を見込む。

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マンション

日本におけるマンションは、一般的には、鉄骨コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造で、3階建て以上の分譲共同住宅・賃貸共同住宅を指している。ただし、賃貸共同住宅の場合にはPC造・重量鉄骨造であっても、マンションと呼ばれることがある。

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