不動産ニュース / IT・情報サービス

2024/5/22

常設販売拠点での「VR」「MR」活用強化

23年6月から導入されているVRモデルルーム。実大の間取りと家具が平面に投影され、実際の広さが確認できる
MRにより3D化された家具が投影されたVRモデルルームイメージ。顧客はMRヘッドセットを通してモデルルームを見たり歩いたりすることで、実物大の家具が立体的に確認できる

 三井不動産レジデンシャル(株)は、「VR(Virtual Reality)」「MR(Mixed Reality)」を活用したモデルルーム案内を、複数物件を取り扱う常設販売拠点へ拡大していく。バーチャルとリアルとを融合したマンション販売における顧客体験価値の強化と、複数物件・全間取りがひとつのモデルルームで案内可能なバーチャルモデルルームによる販売拠点の集約化戦略の一環。その初弾として、今年5月から「VR」「MR」モデルルーム案内を開始した「三井の住まい 池袋サロン」(東京都豊島区)が21日、報道陣に公開された。

 同サロンは、2023年6月にオープン。リビングやキッチン、書斎などは実物展示する一方、特定のモデルルームは設置せず、幅7m×5m(35平方メートル)の3面LEDビジョンを壁と床に設置。実物大のVRモデルルームやすべての販売住戸の間取りを投影し、ユーザーに実際の広さを確認しながら、住戸を検討できるようにしていた。約1年間で3物件を販売、約300組の検討に活用された。1回のプレゼンテーションにかかる時間は10~15分。

 5月からは、このVRモデルルームに、新たにMRを用いて3D化した実物大の家具を投影できる機能を付加。顧客は、MRヘッドセットを通してモデルルームを見ることで、より具体的なイメージを確認できるようになった。また、住戸の間取りの上にプロットした家具を自由に動かす機能も実装している。

 現在同所で販売中の「パークホームズ上板橋」(東京都板橋区、総戸数138戸)では、3戸のバーチャルモデルルームを用意している。今後販売する物件では、全ての住戸の間取りへの対応を検討していくほか、共用部や眺望についてのVR化も見据えてサービスを拡充していく。

 VRモデルルームとオンライン商談を活用することで、販売拠点の小型化、商談時間の短縮、契約手続きの効率化などを図り、顧客満足の向上と営業コストダウン、営業効率向上を目指す。今後は、新宿や日本橋といった他の「三井のすまいサロン」においても、VRモデルルームの導入を検討し、マンション販売拠点の集約化を図っていく。

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お知らせ

2024/5/23

「記者の目」を公開しました

記者が興味を持ったテーマを徹底取材する「記者の目」を更新しました。

今回更新したのは、「インフラゼロへの挑戦」。皆さんは、(株)MUJI HOUSEが、既存のライフラインに依存せず、エネルギーを自給自足できる設備を整えたトレーラーハウス「インフラゼロでも暮らせる家」の商品化を目指しているのをご存じですか?同社は昨年3月に実証実験「ゼロ・プロジェクト」を開始。2025年の実用化を目指し、今年4月にはプロトタイプを報道陣に公開しました。写真も交えつつをレポートします。「未来の家」が垣間見えるかもしれません。