三菱地所リアルエステートサービス(株)は10日、東京主要7区の大規模オフィスビルの空室率・平均募集賃料調査の結果(2024年5月末時点)を公表。千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区、品川区、江東区に位置し、調査時点で竣工している延床面積3,000坪以上の賃貸オフィスビル995棟を対象に調査した。
都心主要7区の空室率は5.75%(前月比0.11%上昇)。回復傾向となっているが、直近ではわずかに上昇した。区別で見ると、千代田区2.83%(同0.18%上昇)、中央区6.85%(同0.48%上昇)、港区7.55%(同0.11%低下)、新宿区5.59%(同0.69%低下)、渋谷区3.68%(同0.08%上昇)、品川区7.25%(同0.91%上昇)、江東区6.70%(同0.02%上昇)。
平均募集賃料は、都心7区平均で2万7,894円(同30円増)。区別では、千代田区3万7,992円(同347円減)、中央区2万1,435円(同304円減)、港区3万1,383円(同187円増)、新宿区2万7,781円(同139円減)、渋谷区3万336円(同532円増)、品川区2万6円(同602円増)、江東区1万6,538円(同41円減)となった。渋谷区・品川区で回復、千代田区・中央区で下落、港区・新宿区・江東区は横ばい。平均募集賃料は、大幅な回復は見られないものの、前月に引き続き回復した。
なお、品川区と江東区を除く東京主要5区は、空室率が5.48%(同0.02%上昇)、平均募集賃料が3万133円(同9円増)。