
野村不動産(株)は25日、ベトナムハノイエリアで行なわれている大規模開発事業「Ecoparkプロジェクト」において、同社が参画する分譲住宅を中心とした街区が3月に竣工し、すでに9割超の引き渡しが完了したと発表した。
同プロジェクトは、現地ディベロッパーであるEcopark社が10年以上にわたり推進しているタウンシップ開発。全体敷地約500haに住宅、オフィス、商業施設、学校、公園などの都市機能、100ha超の緑や水辺を備えた都市整備を進めており、総戸数は住宅・商業等も含め約4万6,000戸に及ぶ。なお野村不動産は2020年よりプロジェクトに参画している。
同社が参画している街区は、ハノイ中心部より直線距離で約11kmに位置。敷地面積は約4万平方メートルで、住宅2,623戸、商業区画218戸を整備した。レジデンス各棟には四季を表す桜などの植栽を採用したほか、ベトナムでも近年人気が高まっているという「温泉」など、日本らしさを取り入れた企画・設計を実現した。安心で利便性の高い生活環境を実現するため、建物管理については日系の管理運営会社を採用しているほか、街区内500mにわたる約200店舗の商業区画には、今後居住者の生活利便性を高める商業テナントの入居を予定している。
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