不動産ニュース / 開発・分譲

2024/7/2

金沢で再開発。多機能複合施設を整備/野村不

 片町四番組海側地区市街地再開発準備組合と、「片町四番組海側地区第一種市街地再開発事業」(石川県金沢市)の事業協力者および参加組合員予定者の野村不動産(株)は2日、同事業が同市より都市計画決定の告示を受けたと発表した。告示は1日付。

 計画地は、「金沢」駅から2kmほど離れた同市の中心市街地に位置。周辺には兼六園や武家屋敷等の歴史文化遺産、飲食店街が存在するなど、都市資産の集積したポテンシャルの高い地区だが、建物の老朽化や地域内の回遊性、中心市街地のにぎわい拠点整備が課題となっていた。そこで、2015年から同市や地権者による議論が始まり、19年には同社が参画。同事業の検討を進めてきた。

 施工区域面積約0.4ha、建築面積約2,300平方メートルに、延床面積約1万8,000平方メートル、商業・住宅・ホテル駐車場等用途の多機能複合施設の整備を計画する。空地やテラス、歩行者空間も整え、地域内の回遊性の向上やまちのにぎわい創出を図る。

 25年度に再開発組合設立認可、26年度に権利変換計画認可、27年度に解体・新築工事着手、30年度に竣工を目指す。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。