京浜急行電鉄(株)と大田区は3日、「平和島エリアリノベーションプロジェクト」を始動すると発表した。
まちづくり協定を締結する両者が、京急本線「平和島」駅周辺エリアの価値向上に向けて、各種取り組みを共同で推進するプロジェクト。2024年度「まちづくり人材の育成」、25年度「事業の活性化」、26年度「コミュニティの自走化」と、3つのステップで取り組みを進める。
また、同事業のパートナーとして選定した(株)トレジャーフットと共に、「ワークショプ」や「フィールドワーク」、「実践型ゼミ」等を開催や「平和島コミュニティ」を開設・運営等を通じて、地域の声を拾いつつ、地域主体で行なうまちづくりを実現していく。
「まちづくり人材の育成」では、イベントやフィールワーク、3日間の実践型プログラムを実施。各種企画を通じて出会った人々を中心に、まちづくりに挑戦するために必要な「ネットワークの拡充」や「挑戦しやすい環境」として平和島コミュニティ「じわじわ、へいわじま」の開設を予定している。
「事業の活性化」については、平和島でビジネスを展開する事業者の抱える課題やニーズを抽出。課題解消・ニーズ実現に必要なノウハウを保有するまちづくり人材とともにプロジェクトを創出し、ビジネス発展を促すことで、まち全体の活性化を目指す。
「コミュニティの自走化」では、3ヵ年での取り組みから生まれるコアメンバーを中心に、地域と両者が一体となり、地域主導の持続性のあるまちづくりの基盤を構築していく。