不動産ニュース / 開発・分譲

2024/7/8

米コロラド州で純木造賃貸住宅開発/住友林業他

「Vista Highland」の完成予想図

 住友林業(株)は8日、米国コロラド州で3階建て純木造賃貸用集合住宅「Vista Highland」(総戸数297戸)を東京建物(株)と共同で開発すると明らかにした。

 両社の協業は2回目。現地大手ディベロッパーのフェアフィールド・レジデンシャル・ホールディングスとの共同開発で、総事業費は約184億円。両社が双方の現地完全子会社を通じて組成したJVと、フェアフィールド社が共同出資する特別目的会社が開発主体となる。開発全体の調整・とりまとめは住友林業100%子会社のSFCアセットマネジメント(株)が担当。

 開発地は、同州の州都デンバー市中心部から北に約30kmに位置するブルームフィールド市内。デンバー市に近く、住宅価格も手ごろなため安定的な住宅需要が期待できるエリアだという。同物件はテクノロジーや医療、近隣企業が集積した同市中心部まで車で約15分、デンバー中心部まで同30分。デンバー国際空港にも同20分と交通利便性にも優れている。

 建物は木造枠組み壁工法で、規格材を使うことでコストを抑制していく。賃貸床面積は2万3,871.72平方メートル。2024年8月に着工し、26年9月に竣工予定。工事完了部分から順次賃貸を開始していく予定。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。