大和ハウス工業(株)は19日、自由設計と規格住宅の長所を取り入れた、新たな考え方の注文住宅「Smart Made Housing(スマートメイドハウジング)」を発売した。
同社が提供する規格住宅・セミオーダー住宅の総称。メインターゲットは一次取得者層で、同社の建築実績の中で、直近2年間の人気の間取り要素を抽出し、パッケージ化してプランニングしていく。建築士の設計による厳選したラインアップから間取りを選択できるのに加え、セミオーダー型の場合はアレンジも可能。間取りは約1,300プランを用意。外壁は13パッケージ、インテリアは10パッケージの選択肢を用意することで、約15万通りの組み合わせをそろえた。
また自由設計の注文住宅並みの高断熱・高耐震などのほか、ZEH・長期優良住宅にも標準で対応する。さらに、24時間365日のサポートデスクでの対応や、初期30年・最長60年の長期保証にも対応していく。
同社では、こうした規格住宅・セミオーダー住宅を拡販。今年度末時点での注文住宅請負における受注比率7割前後を目指す。VRでのカラーシミュレーションなども活用しながら、営業・設計の各段階での作業効率化を図る。生産性を向上することで、改正労働基準法で定められた残業削減などにも取り組んでいく。