不動産ニュース / ハウジング

2024/7/26

「窓」のCO2排出量を算出、最適な製品を提案

 (株)LIXILは26日、プロユーザー向け設計支援ツール「LIXIL省エネ住宅シミュレーション」に、窓のライフサイクルCO2排出量を算出し、住宅の立地に応じた窓を推奨する「すまいのライフサイクルCO2簡易算出機能」を追加。8月1日から提供すると発表した。窓のライフサイクルCO2排出量を算出して使用する窓を提案するのは業界初。

 同社の窓ブランドであるTOSTEMは、2023年11月に、快適かつ環境負荷を低減する、地域に最適な窓の総称として「GREEN WINDOW」を定義。ライフサイクル全体での環境負荷を定量的に評価して地域に最適な窓を提案している。

 今回の新機能追加は、そうした取り組みを住宅業界全体に普及するのが狙い。省エネ住宅シミュレーションは、住宅の各部位の面積や窓の種類・サイズなどを入力すると、住宅の外皮性能や一次エネルギーに関する評価ができるシステム。新機能では、窓の機種やサイズ、ガラスとの組み合わせの違いによって省エネルギー評価やライフサイクルCO2排出量を評価し、さらに住宅の立地に合わせた最適な窓の提案レポートも出力する。

 今後、窓に加えて玄関ドアなどの開口部製品についても算出機能を拡大するなど、住まい全体のライフサイクルCO2排出量の算出機能を構築していく。

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