不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2024/8/13

宿泊・観光業で海外人材を大量採用/東急不G

 東急不動産(株)と東急リゾーツ&ステイ(株)は13日、宿泊施設「東急ハーヴェストクラブ」「東急ステイ」等での人手不足に向けた取り組みとして、東急リゾーツ&ステイにおいて特定技能海外人材の多人数採用を開始したと発表した。

 東急リゾーツ&ステイが運営する宿泊・観光施設は全国104施設。年間約700万人のユーザーが利用している。特にリゾート地においてはサービス要員の確保が困難となっており、とりわけ調理人材の人手不足傾向が著しい。

 そこで初めての試みとして、特定技能海外人材の受け入れを決定。(株)ONODERA USER RUNが運営するミャンマー・フィリピンの無償教育機関で学んだ特定技能海外人材52人を採用した。

 入国後は、東急ハーヴェストクラブ現地で日本文化を理解するための座学研修、実技研修等を行ない、その後就労を開始する予定。初の受入施設となる「東急ハーヴェストクラブ斑尾」(長野県上水内郡)では、受け入れ側のスタッフに対してもマインドセットを目的に「文化理解研修」等を実施した。

 東急リゾーツ&ステイは国際的な会社を目指し、2033年に正社員の約30%を海外人材とする計画。今後も海外人材の積極的な受け入れを進める計画で、現地無償教育機関の教育スキームにあらかじめ同社オリジナルのカリキュラムを組み込むことにより、同社にマッチした人材を育成するといった取り組みも進めていく。

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