不動産ニュース / 開発・分譲

2024/8/27

日鉄興和不、品川のブランド旗艦店を刷新

3LDKモデルを独立したサンプルルームに変更した上で、高価格帯物件の仕様に改修

 日鉄興和不動産(株)は26日、9月7日にグランドオープンする新築分譲マンション「LIVIO(リビオ)」のブランド旗艦店『LIVIO Life Design!SALON』をマスコミに公開した。

 同サロンは2023年3月のオープン以来、「LIVIO」のフラッグシップ店舗として運営してきた(過去のニュースを参照)。このほど顧客の声を基としたアイディアを実現させた「LIVIO IDEAS(リビオアイデアス)」を標準仕様に反映すること、同サロンにおいて一部の高額物件も販売していくこと、よりリアルをイメージできる体験を提供することを目的とした改修を実施した。

 社員が入居者を訪問してインタビューやアンケートを実施し、集めた顧客の声を商品企画へ反映する「LIVIO IDEAS」から、特に声の多かった収納や水回りを中心とするさまざまなアイディアを策定。電源を設置したスティック式掃除機収納スペースや可動式パイプを多用したクロゼットなど、全60種のアイディアを紹介し、サンプルルーム(モデルルーム)にも導入した。3LDKのサンプルルームでは高額価格帯物件に準じた改修を実施。接客スペースについても、ハイクラスな仕様に変更している。

 また、これまではLEDスクリーンを用いて間取りや家具の配置を実寸大で投影、2Dで再現する「リアルサイズスクリーン」を活用して販売活動を展開していたが、今回ゴーグルタイプのMRデバイスである「Apple Vidion Pro」を導入。家具や家電を配置した環境をリアルに体験できる環境を整備した。こちらは10月以降の案内開始を予定している。

 グランドオープン後は、「リビオ新横浜」(横浜市港北区、総戸数70戸)と「リビオレゾン亀有ステーションプレミア」(東京都葛飾区、総戸数42戸)を販売する計画。
 住宅事業本部販売統括部長の御領原雅士氏は「今後1都3県の物件を集約販売していくと共に、仕入れを強化している九州の物件など、遠方の物件の販売もしていく計画」と語った。

顧客から集めた声を企画に生かす「LIVIO IDEAS」を展示。標準仕様に反映させていく
Apple Vision Proを導入。実寸大の間取りを投影したスペースで、家具等を設置したMR体験を提供する(タブレットに表示されているのは、女性が見えている光景)

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。