野村不動産ソリューションズ(株)は3日、VRコンテンツを取り入れた探究学習プログラムを開発し、教育現場への提供を開始した。
2022年度より、新学習指導要領に基づく「総合的な探究の時間」等において、問題発見・課題解決的な学習活動を充実させる動きが全国の高等学校で広がっている。そこで同社では、探究学習プログラムの企画・運営等を手掛ける(株)ミエタとの共同で探究学習プログラム「理想の暮らしを創る“住まいのアップデート”」を開発。同プログラムは自分の理想とする暮らし方・生き方を考え、自分の理想とする「住まい」を自由な発想で考えるもの。住み替えをライフスタイル実現の選択肢とする風土醸成・既存住宅を有効活用する視点を育む。
プログラムの中では、座学やディスカッションに加えて特徴的な住まい・建築物の事例をVRで疑似体験することができる。グループワークでまとめたアイディアを住まいのプロが講師となってフィードバックする。対象は小学校高学年~高校3年生。6コマの授業で学ぶことができる。
7月27日には学校法人巣鴨学園巣鴨中学校で初めて同プログラムによる授業を実施。生徒からは「建築に固定概念はダメ!」「建築士に絶対なる!」といった声が挙がった。