(株)都市未来総合研究所は、2024年第3四半期(7~9月)の不動産売買実態調査の結果を公表した。上場企業等による土地・建物等の譲渡・取得に関してデータを集計・分析したもの。
同期の国内不動産の売買取引額は公表ベースで約8,752億円(前年同期比30%増)となった。取引件数は183件(同14%増)。高額取引事例を見ると、上海証券取引所に上場する中国企業が、ホテル等を実質的に所有する日本法人の株式を約408億円で売却した事例や、APACの大手不動産運用会社をスポンサーに持つREITが三重県に所在する物流施設を380億円で取得した事例などがあった。