不動産ニュース / 開発・分譲

2024/10/9

アーケード直結の利便性で多様な世代取り込む

「レーベン姫路本町」完成予想モデル
モデルルーム

 (株)タカラレーベンが販売中の分譲マンション「レーベン姫路本町」(兵庫県姫路市、総戸数67戸(うち非分譲住戸6戸))が、好調な売れ行きを見せている。2つのアーケードを経由してJR「姫路」駅まで雨にぬれずアクセスできる利便性、駅周辺と商店街の繁華性等が評価され、実質販売期間4ヵ月で8割が契約済み。

 同物件は、JR山陽本線他「姫路」駅徒歩8分に立地し、鉄筋コンクリート造15階建て。竣工は2025年4月下旬予定。建設地は姫路駅前から姫路城へ延びる「大手前通り」に接する「西二階町商店街」に隣接。もともと駐車場と住宅があった場所で、賃貸マンション建設を計画していた事業者から取得した。同商店街と別の商店街とを経由すると、ほぼ雨にぬれず駅までアクセスできる。

 商店街側から20mのアプローチを経てメインエントランスを設置。多様な世代を取り込めるよう、住戸は1LDK~3LDK、専有面積約44~72平方メートルとバリエーションを持たせた。直床・二重天井、天井高2,450mm。食洗器、浴室テレビ、ウォールドア、床暖房、活水器などが標準。10階以上の北東角住戸からは姫路城を望む。また、屋上にもルーフトップテラスを設ける。

 23年9月にホームページをオープン。24年2月から販売を開始したが、他物件の販売を優先するため3~6月の間売り止めし、6月15日から販売を再開した。これまでのモデルルーム来場者数は200組超で、1~3期ですでに8割が契約済み。10月中旬販売開始予定の4期(戸数未定)の販売価格は、2,900万円台~6,300万円台を予定。坪単価は約250万円。

 商店街隣接ながら比較的静かな住環境と利便性が多様な世代に評価された。購入者の7割超が姫路市在住。残りが神戸市やたつの市、東京など。コンパクト住戸は女性単身者、2LDKがDINKS、高層高額住戸は経営者や公務員が目立つという。

建設地。北東向き高層階からは姫路城も望める
商店街側がメインエントランスとなる。アーケードを使うことで、ほぼ雨にぬれず駅までアプローチできる

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分譲

土地や建物を分割して譲渡すること。たとえば、「宅地分譲」は広い土地の一部を宅地として売り渡すこと、「分譲マンション」は一棟の建物及びその敷地を複数に区分して売り渡された住戸(区分所有している建物)である。通常、分割した土地や建物の所有権を売買契約によって移転する方法で行なわれる。

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