不動産ニュース / 開発・分譲

2024/10/16

CBRE、SPCによる物流施設開発投資を支援

 シービーアールイー(株)(CBRE)は16日、同社アセットマネジメント部門を主体として設立した特定目的会社を通じて、大型マルチテナント型物流施設(北海道千歳市)を開発すると発表した。

 同社では、千歳市が分譲する千歳流通業務団地内の土地を取得するため、マーケット調査・分析を実施し、企画設計・設計施工を担うパートナーを選定。さらにこの土地の不動産価値を最大化するプランを策定した。

 同プランに基づき、同社アセットマネジメント部門が主導して事業スキームを構築。(株)NAMIJU、清水総合開発(株)など複数の投資家が出資して設立した「千歳ヤマセミ特定目的会社」を通じて用地を取得することで、リスク分散と同市への投資機会を提供した。開発に当たっては、設計・施工や竣工後の管理、リーシングに至るまで同社が担っていく。

 事業地は新千歳空港まで約5.4km、JR「千歳」駅まで約3.3kmの1万4,238.57平方メートル。建設する施設は鉄骨造地上3階建て、延床面積約2万4,500平方メートルを計画している。

 着工は2025年3月、竣工は26年10月の予定。 

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特定目的会社

特定の資産を裏付けとした有価証券を発行するためだけに設立された法人で、「資産の流動化に関する法律」にもとづいて設立される特別な社団をいう。SPC(Special Purpose Company)の中に包括され、TMKと略称されることもある。

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