大東建託(株)は、介護・保育事業を展開しているグループ会社「ケアパートナー(株)」が手掛ける障害者グループホーム事業を全国展開する。障害者グループホーム「パートナーガーデン」を商品化、11月1日より販売を開始する。
これまで同社では、グループホームをエリア限定で運営してきたが、需要に応えるため全国展開を決定した。大東建託が設計・施工を手掛け、大東建託パートナーズが建物の管理を、介護・看護・保育・渉外事業を展開するケアパートナーが入居者募集および運営を担う。
建物は、木造ツーバイフォー工法を採用し、高遮熱・高断熱の「Low-e 複層ガラス」を使用。同社の賃貸住宅の標準仕様と同様、高い断熱性を実現。共用部を含む住棟全体の1次エネルギー消費量を20%以上削減でき「ZEH-Mオリエンテッド」の基準を満たす。
各階に居室10部屋と短期入所室1部屋の計22部屋を用意。居間・食堂では入居者が自由に過ごせる空間を提供し、スタッフが作業しながら見守ることも可能。利用頻度の高い居間・食堂では洗面を自動水栓に変更し、車いす利用者に配慮した広い浴室を設計するなど、入居者の利便性を高めている。
入居者の身体状況等により近隣の医療機関や自治体等と連携を図り、日常生活のサポートや介護保険・医療保険・渉外保険等の各種サービスを提供していく。
2028年までに20施設の新設を目指す。