不動産ニュース / 開発・分譲

2024/10/30

品川で15年ぶり超高層マンション/日鉄興和不他

「リビオタワー品川」完成予想モデル

 日鉄興和不動産(株)、関電不動産開発(株)、九州旅客鉄道(株)、京浜急行電鉄(株)、中央日本土地建物(株)は30日、共同で開発中の分譲マンション「リビオタワー品川」(東京都港区、総戸数815戸)のゲストサロンを報道陣に公開した。品川駅圏では15年ぶりとなる超高層マンション。その規模や品川周辺で進む再開発への期待から、事前エントリー数は1万4,000件を突破している。11月2日から事前案内会を開始。2025年3月に1期販売を開始する。

 「リビオタワー品川」は、JR「品川」駅徒歩13分に立地。同駅最寄りの30階超のタワーマンションとしては、15年ぶりの供給。建物は、鉄筋コンクリート造地上34階建ての免震構造で、ZEH-M Oriented仕様。港区のウォーターフロントという立地を反映し、外観やエントランス、共用部デザインは船をイメージした。スケールメリットをいかし、共用施設としてフィットネスルームやゴルフレンジ、スカイラウンジ、ゲストルーム、ワークラウンジなどを用意。マンション居住者専用のシャトルバスで品川駅とを結ぶ。

 住戸は、間取りは1LDK~3LDK、専有面積は約42~130平方メートル。1LDKが全体の2割、2LDKと3LDKがそれぞれ4割。最上階のプレミアム、各階2スパンのスーペリア、その他はスタンダードとし設備仕様のグレードを分けている。天井高は2,600~2,700mm(プレミアムは2,900mm)。玄関は、ハンズフリーキーを持参していれば手をかざすだけで開くハンズフリーロック。ディスポーザー、食洗器、ミストサウナ、リビング天井カセットエアコン、床暖房、フィオレストーンキッチン天板などが標準。プレミアム住戸含めた一部住戸はオーダーメイド対応。

 今年2月22日から物件エントリー受付を開始し、これまでのエントリー数は約1万4,000件。エントリーしたユーザーの2割が港区在住、隣接する中央区、品川区含め約4割が近隣居住者。地方在住者は1割以下だが、海外在住者も100組ほどいるという。年齢層は30歳代が約半数で最多。DINKSとファミリーが過半を占め、約8割が実需での検討。事前案内会は11月いっぱいで900組超が来場する予定。

 25年3月予定の1期(戸数未定)での販売予定価格は、南向き7階2LDK(56平方メートル)で1億1,000万円台、東向き15階3LDK(71平方メートル)で1億6,000万円台、東向き29階3LDK(89平方メートル)で2億3,000万円台など。1期では低層のコンパクト住戸の販売は行なわないため、全戸販売価格は1億円を超える見込み。竣工は26年5月上旬を予定。

プレミアム仕様のモデルルーム。設計変更も受け付ける
スタンダード仕様のモデルルーム

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