不動産ニュース / 開発・分譲

2024/11/11

三井不レジ、入谷で神社との一体開発マンション

「パークホームズ入谷」外観イメージ

 三井不動産レジデンシャル(株)は11日、「パークホームズ入谷」(東京都台東区、総戸数37戸)の概要を発表。物件公式ホームページを開設した。

 「三島神社」の建て替え(三島神社再生プロジェクト)と一体的に開発する定期借地権付き分譲マンション(土地所有者:三島神社)。同社グループは社殿の老朽化等の問題を抱えている神社を再生し、未来を継承していくことを目指しており、同プロジェクトは3物件目となる。

 東京メトロ日比谷線「入谷」駅徒歩6分、JR山手線・京浜東北線「鶯谷」駅徒歩12分に立地。敷地面積は約574平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造地上14階建て。延床面積は約2,990平方メートル。

 三島神社の初殿の歴史等を継承するため、神社と調和するデザインを採用。エントランスホールは鳥居を想起させる連続した木調の空間とし、アロマを設置することで落ち着ける空間にを演出する。また、各所に三島神社の既存材をアートとして再利用。瓦は外構の見切り材として、灯篭は置き照明として、床柱はオートロック操作盤設置台として再利用する。

住戸は2LDK(10戸)と3LDK(24戸)、専有面積は約51~72平方メートル。全住戸南東向きであり、敷地南側には寺院・公園・中学校が近接しているため、眺望・日当たりの良さを享受できる。

 分譲後の権利形態は、敷地は定期借地権の準共有、建物は区分所有となる。定期借地権の期間は2099年までの約72年間。地代等は未定。

 竣工は26年7月下旬、入居は同年9月下旬の予定。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

定期借地権付き住宅

土地に対する権利が、借地借家法に基づく定期借地権となっている住宅。土地権利が所有権や「普通借地権」でなく定期借地権であることによって、分譲住宅では販売価格を抑制できるというメリットがある。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。