不動産ニュース / 開発・分譲

2024/11/13

横浜市旧市庁舎の再開発、街区名が決定

「BASEGATE 横浜関内」完成予想図

 三井不動産(株)ら8社(※)は13日、共同で推進している「横浜市旧市庁舎街区活用事業」(横浜市中区)の街区名称を「BASEGATE 横浜関内」に決定したと発表した。

 同プロジェクトは、JR根岸線「関内」駅前に立地する横浜市旧市庁舎行政棟を保存・活用したホテル・商業施設と、オフィス・大学・新産業拠点・エデュテインメント施設等を有するタワー棟、ライブビューイング施設等を開発する。敷地面積約1万6,500平方メートル、延床面積約12万8,500平方メートルの大規模複合再開発。街区名は「BASE(拠点・起点・野球の塁)」と「GATE(玄関口・入口)」を組み合わせた造語。

 旧市庁舎行政棟「ザ・レガシー」には、「OMO7横浜 by 星野リゾート」(客室数280室)が開業するほか、34の小型店舗が集う飲食ゾーンを設ける。日本最大級の常設型ライブビューイングアリーナ「THE LIVE」は、大迫力のスクリーンと高性能の音響設備を導入し、野球等のライブビューイングのほか、音楽や飲食等も楽しめるエンターテインメント空間を創出する。

 タワー棟6階は、横浜市最大級の新産業創造拠点とする。三井不動産が横浜では初となる賃貸ラボ&オフィス「三井リンクラボ」として賃貸ウェットラボ区画を整備。コワーキングルーム、イベントスペース、ミーティングルーム、小規模オフィスを整備し、新産業創造を支援する。

 タワー棟12~33階のオフィスフロアは、1フロア2,000平方メートル超、天井高2,800mm、奥行き最大約18mの整形無柱空間を実現する。11階スカイロビーには、企業の枠を超えたオフィスワーカー同士の交流・イノベーション創出を誘発するスカイロビーフロアとする。また、1~5階のエデュティメント施設「Wonderia」は、プロジェクトマッピングなどにより作られた没入感ある空間が楽しめる。

 2025年12月に竣工・供用開始、26年春にグランドオープンの予定。

(※)代表企業の三井不動産(株)、鹿島建設(株)、京浜急行電鉄(株)、第一生命保険(株)、(株)竹中工務店、(株)ディー・エヌ・エー、東急(株)、星野リゾート

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