三井不動産（株）は27日、独自のオムニサービス・プラットフォームを新たに開発・運用すると発表した。
「三井ショッピングパーク ららぽーと」など同社が手掛ける商業施設とEコマースの強みを掛け合わせて、新たな購買体験を提供する「オムニチャネル戦略」の推進に向けた取り組み。
同社は、三井ショッピングパーク公式通販サイト「Mitsui Shopping Park ＆mall」を2027年11月に開始。「＆mall」で注文した商品の受け取り・返品を可能にする「＆mall DESK（アンドモールデスク）」の全ららぽーとへの導入や、体験型ショールーミング店舗の開設など、さまざまなオムニサービスを推進してきた。
今回、（株）NTTデータ、チームラボ、伊藤忠テクノソリューションズ（株）、（株）システムエグゼの受託、協力のもと独自のプラットフォームを開発。商品・在庫情報の登録・更新方法を改善しショップがより出店・販売しやすくする等、EC基本性能を強化。「三井アウトレットパーク」の出店ブランド商品を販売するアウトレット専用EC機能の実装も行なう（サービス開始は2025年春）。
現在は、（株）SUPER STUDIOと連携し、同プラットフォームの拡張性を生かしたオムニサービスの進化・創出に取り組んでいる。「＆mall」に出品されているファッションアイテムを集めた「ららぽーとクローゼット」のDX推進、館内まとめて試着・購入サービスなど。
