不動産ニュース / その他

2024/12/5

気象・地震情報をクラウド上で一括管理/大和ハ

 大和ハウス工業(株)は5日、気象や地震の情報を一元管理できる総合災害モニタリングシステム「DoKo-moni(ドコモニ)」を開発し、2日から提案を開始したと発表した。

 同システムには、(株)ナレッジフォーサイトのリアルタイムモニタリング技術を活用。気象や地震に関する最大6種類のデータ(気温・湿度・風速・雨量・加速度・映像)をリアルタイムで取得および確認することが可能で、熱中症対策や強風・豪雨への対策を講じることができる。地震発生時には、加速度センサーで検知した揺れの大きさに基づき、建物躯体や二次部材(外装・間仕切り壁・天井・設備機器)の被害程度を推定。地震発生から1分程度で同システム画面に表示する。

 また、各種データの中でも建物への影響が大きい風速・雨量・震度について、被害の恐れがある際にアラートメールを発信。施設管理者が指定した値を上回った場合、事前に登録したメールアドレスにアラートが送信され、迅速な初動対応が可能となる。
 複数の建物のモニタリング情報もクラウド上で一括管理でき、施設管理業務の省力化に貢献。一括管理画面では、各建物で計測される各種データの数値に応じて各施設のマップピンが色分けして表示されるため、異常気象や地震発生時には施設の点検優先順位の設定などが容易となる。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。