不動産ニュース / 不動産金融・証券化

2024/12/13

西武HD、「東京ガーデンテラス紀尾井町」を売却

 (株)西武ホールディングスは12日、米投資ファンド運営会社・ブラックストーンが運営する不動産ファンドに対して、(株)西武リアルティソリューションズ(SRS)が保有する「東京ガーデンテラス紀尾井町」(東京都千代田区)の信託受益権を譲渡すると発表した。

 「紀尾井町」は、「赤坂プリンスホテル」跡地に開発されたオフィス、ホテル、住宅、商業等で構成する複合施設で、延床面積は約23万平方メートル。譲渡価格は約4,000億円で、外資系投資会社による日本の不動産投資案件では過去最大の規模だという。

 同日、同施設の流動化および西武グループの不動産回転型ビジネスの推進による企業価値向上に寄与するために西武グループとブラックストーンとの長期的なパートナーシップ構築を含む基本協定書を締結した。今後、同協定書に基づき、SRSが「紀尾井町」のオフィス・商業区画に関するプロパティマネジメント業務を、(株)西武不動産投資顧問はアセットマネジメントを受託する。

 今回の流動化によって調達した資金については、同社グループの主要ホテルバリューアップや人材投資、保有林など自然資本などに投入していく。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。