不動産ニュース / 開発・分譲

2024/12/17

越後湯沢の築300年戸建てを宿泊施設に/ジェクトワン

古民家宿「THE ITAYA」

 (株)ジェクトワンは14日、古民家宿「THE ITAYA」(新潟県湯沢町、総客室数2室)を開業した。

 上越新幹線「越後湯沢」駅から車で約20分に立地。定員6人(最大8人)、5人(最大7人)の客室からなる、木造伝統構法戸建ての宿泊施設。どちらの客室も温泉浴室を備える。

 建物は、推定築300年。所在地である二居エリアは、江戸時代に参勤交代のため使用されていた街道の中でも、越後と江戸を結ぶ三国街道の重要な宿場町として栄えており、同物件は大名に次ぐ上級武士の定宿として使用されていた。昭和の終わりごろまで住居として受け継がれていたが、高齢となった所有者から、新潟県でゲストハウスの運営等を手掛けるSNOW SAFARI(株)が取得。ジェクトワンと協業し、構造解析を実施した上で、制震ダンパーの設置等を経て宿泊施設にコンバージョンした。柱、梁、小屋組みはあえて隠さず、新たに設けた壁や、仕上げも自然素材を採用することで、古民家の趣を残している。

 ジェクトワンは同物件の再生を、全国各地で進めてきた空き家事業の次なる一歩である「エリア再生事業」の一つとして位置付けている。今後は同物件のみならず、裏山や、エリアの小学校跡地などを活用し、アクティビティやキャンプ場を展開する計画。観光客を呼び込み、地域活性化を図る。

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