不動産ニュース / 開発・分譲

2025/1/17

大京、家庭用エアコン1台で全館空調可能なシステム

 (株)大京は17日、マンション向けの新たな全館空調システムを開発したと発表した。建材製造・販売のフジモリ産業(株)(東京都新宿区、代表取締役社長:久下典宏氏)および東京大学准教授の前 真之氏、東京理科大学准教授の高瀬幸造氏らとの共同研究によるもの。

 近年の異常気象の影響による寒波・猛暑によりエアコン利用の重要性が増していることを受け、2022年10月にリビングダイニングのエアコンを活用しながら各居室の空調を管理する全館空調システムの研究をスタート。住戸の断熱および空調・換気設備計画の複数シミュレーションや従来システムとの比較検証を実施してきた。このほどマンションの限られた天井裏にコンパクトな空調設備部材を設置することで、エアコン1台で全館空調を可能とする仕組みの開発に至った。

 大京では、オリジナルのパッシブデザイン技術である「通気ルーバー」を各居室の扉下部に取り付けることで室内の空気循環を促進、室内の快適性をさらに向上させることができるという。

 同システムは、下がり天井でも圧迫感を生み出すことなく設置できるため、新築マンションに加えて既存マンションへの導入も可能になる。

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全館空調

居室だけでなく廊下など建物の全てのスペースを対象とした空調のこと。全館空調は、部屋ごとに空調機器を設置せず、一つの設備で処理した空気を配管によって建物全体に循環させる方法で運用される。通常、24時間運転とされ、稼働コストが嵩むほか、原則として新築時に設置しなければならない。

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