不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2025/1/27

「利益過去最高益を目指す」/毎日コムネット

 (株)毎日コムネットは24日、2025年5月期第2四半期決算説明会を開催。同社代表取締役社長の小野田 博幸氏が、通期計画、部門別トピックス等について説明した。当期(24年6月1日~11月30日)決算数値は、1月14日のニュースを参照。

 通期計画について、主力の不動産ソリューション事業(不動産デベロップメント部門)では、物件売却3件、新規オープン7棟・423戸、総管理戸数は1万2,469戸となる予定。不動産マネジメント部門は、「引き続き需要は堅調。入居者募集と管理業務のDXを推進していく」とし、「4月満室に向け成約進捗は順調に推移している」と説明。エネルギーマネジメント部門は、「前期に発生した送電ケーブル盗難被害により2ヵ所の発電がストップするも、現在はフル稼働を再開している」とした。

 学生生活ソリューション事業(課外活動ソリューション部門)では、「売上高回復傾向の一方、バス原価高騰が売上総利益の伸びに影響している」としながらも、売上高はコロナ前水準の85%程度を見込む。人材ソリューション部門については、「企業の採用意欲は旺盛。採用広報分野の伸びに期待したい」としている。

 また、「環境に配慮した省エネルギー物件の開発を推進する。特に自社開発物件については、BELSによる『ZEH-M Oriented』仕様とする」と言及。SDGsへの取り組みについても触れ、「若手社員が主体となり、学生や地域行政と共に実施した清掃活動が認められ、“JATA((一社)日本旅行業協会)SDGsアワード”の表彰を受けた。社会的に意義のある活動であるとともに、人材育成にもつながるSDGsの取り組みを今後も継続していく」と述べた。

 通期の業績については、利益項目で過去最高益更新を計画。売上高220億3,000万円、営業利益24億1,000万円、経常利益22億7,000万円、当期純利益15億2,000万円を見込む。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

SDGs

国連が定めた世界が共通に達成すべき目標。SDGsは、英語のSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略語である。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。