不動産ニュース / 仲介・管理

2025/2/10

東急不HD、空き家活用促進へホームシェア支援

 東急不動産ホールディングス(株)は10日、「ホームシェアリングローン」を開発し、空き家のホームシェアリング(民泊)活用を促進する枠組みを始動したと発表した。(株)オリエントコーポレーション(オリコ)と、空き家所有者と事業者・自治体などのマッチングプラットフォーム「アキカツナビ」を運営する空き家活用(株)との共同事業。

 空き家問題が深刻さを増す中、これ以上放置空き家が増加すると倒壊や崩壊の危険だけでなく、景観や衛生面の悪化、不法侵入など住環境への悪影響が懸念される。一方で訪日外国人の増加により民泊利用者が増加しており、今後も需要が高まると予想されている。

 そこで3社は、空き家活用が持つ空き家物件のデータベースと、オリコの事前保証を活用した地域金融機関による資金付け、東急不HDが提供する個人・法人のホームシェアリングを支援するサービス「ReINN」によるホームシェアリング事業支援等を組み合わせることにより、ホームシェアリングの実施をサポートする。そのため、オリコが「ホームシェアリングローン」を商品化。個人のホームシェアリングに関わる物件取得・リフォーム等の資金ニーズに対応する有担保ローンで、利用上限は1億円、最大20年利用できる。2月中には取り扱いを開始する予定。

 東急不HDは、社内ベンチャー制度の一環としてこの取り組みに参画。今後は社内ベンチャー企業としてホームシェアリング包括支援プラットフォームを提供する法人の立ち上げを予定している。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。