不動産ニュース / その他

2025/2/14

長谷工が新中計。経常1,000億円の収益安定化へ

 (株)長谷工コーポレーションは13日、2026年3月期~31年3月期を計画期間とする中期経営計画「HASEKO Evolution Plan」を策定した。

 事業戦略として、(1)建設事業のさらなる伸長と深化、(2)不動産事業の拡充と質的向上、(3)管理運営事業の成長、(4)海外事業の収益化、(5)新たな領域への挑戦、を掲げた。
 (1)では、品質・コスト・工期・生産体制などの強みを磨き上げ、住宅分野での競争力を確保。生産性と施工シェアをさらに向上させ、領域拡大を図る。(2)については、建設事業および管理運営事業との相乗効果で利益を最大化するとともに、資本効率を念頭に収益性と回転率の向上に注力していく。(3)では、デジタル活用などによりビジネスモデルを再構築。市場トレンドから新たなビジネス機会を捉え、さらなる利益拡大と安定成長の実現を目指す。
 (4)の海外事業については、米国本土を中心に先行して投資を行なっていることから、将来の国内マーケット縮小に備え、収益の柱の一つとなるよう展開。各国の住宅事情に合わせ、建設・不動産・管理運営の各事業から最適な分野の進出を検討していく。(5)では、事業間の相乗効果とグループ総合力から新たな領域へ挑戦。グループ横断プログラム等で社員の意識改革を図り、持続的な成長の基盤を整備する。

 また、経営基盤の強化を図るため、財務戦略として、持続的な成長に向けた積極投資を継続。建設受注量増大と利益率確保、グループ各社の競争力確保と利益拡大のための技術開発の強化に取り組む。併せて、DXの加速、サステナビリティへの取り組みの深化、コーポレート機能の強化も図っていく。

 数値目標は、28年3月期連結経常利益1,000億円以上、31年3月期1,300億円以上、安定的に1,000億円以上を計上できる収益基盤の確立を目指す。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。