
東京都不動産のれん会は17日、パレスホテル東京(東京都千代田区)にて令和7年新年会を開催した。
講演会と懇親会の二部構成で、講演会では(株)三菱総合研究所の理事長で、(一社)プラチナ構想ネットワーク会長の小宮山 宏氏を講師として招いた。小宮山氏は2005~09年に東京大学総長を務めた経験から、学生時代や総長時代に取り組んできたことやその際のエピソードを披露。自宅に太陽光発電システムを導入するなどして光熱費ゼロを目指した「小宮山エコハウス」や、工学部と医学部の連携を図ったこと、ベンチャーの育成などについて語った。また、現在取り組んでいる持続可能な社会を目指す「プラチナ構想」にも言及。「50年までに資源循環社会に変化することが重要であり、そのためには技術の進展や時代の変化に対応したルールづくりが必要だ」などと話した。
その後行なわれた懇親会では、三井不動産(株)代表取締役社長の植田 俊氏や大手不動産流通会社のトップ、都内老舗不動産会社の経営者など、多数の会員が集まって盛況となった。