
東急リゾーツ&ステイは21日、中長期型滞在ホテル「東急ステイ日本橋」(東京都中央区、総客室数121室)をリニューアルオープンした。
JR総武線(快速)「新日本橋」駅徒歩2分、東京メトロ日比谷線「小伝馬町」駅徒歩5分など。開業は2000年。日本橋周辺のまち並みを楽しめるほか、外国人に人気の高い秋葉原および上野へのアクセスの良さから、近年の外国人宿泊比率は70%超となっていた。
今回、インバウンド需要の取り込みを狙い、2024年9~12月に客室を、25年1~2月にロビーをリニューアルした。諸外国ではまちにアートが多く配されていることから、アーティストの活動支援・展示を行なうKアート(株)(東京都港区、代表取締役:宮内 謙氏)とコラボレーションし、アートをコンセプトにインテリアデザインを設計。イラストレーターや陶芸家、ネオンアートを手掛ける企業など計6者と共に、ロビーや廊下、客室など館内各所に日本橋の魅力を感じられる作品を配置した。
また、リニューアルに当たってはカーペットや壁紙の張り替えを行なったほか、家具の一部を交換。ベッドは、140cm幅だったものを外国人向けに160cm幅へと変更した。客室タイプは14~28平方メートルの全5タイプと、従来から変えていない。
同日のリニューアル内覧会で、東急リゾーツ&ステイ(株)取締役常務執行役員の小澤広倫氏は「単にアートが展示されているというだけではなく、さまざまな作品を通じて日本橋の魅力を知ってもらい、体験してもらい、ゲスト同士で語り合ってもらえる、まちと一体化したホテル空間を演出したい」と話した。
