ナイス(株)は26日、(株)かつら木材商店(和歌山県西牟婁郡)およびその子会社である(有)きのくに林産加工の株式を取得したと発表。これに伴い、両社の代表取締役社長に、ナイスの髙木 靖氏が就任した。
ナイスグループは「中期経営計画2023」において、地球温暖化対策として重要な役割を担う木材の取り扱いを強化することを基本方針の一つとし、成長牽引策に「国産木材製品(製材品・集成材)取扱量No.1」を掲げている。このたびの株式取得により、徳島県でスギの製材を行なうウッドファースト(株)に加え、新たにヒノキの製材を行なうかつら木材商店、2つの製材拠点を有することとなる。
また、大倉工業(株)(香川県丸亀市)との協定に基づき、構造用集成材の材料となる板材の生産を2拠点で担い、国産構造用集成材の供給体制のさらなる強化を図る。さらに、きのくに林産加工によるプレカット機能の拡充と、製材からプレカット加工、流通までの一貫した体制により、西日本エリアにおける国産材の販売を強化していく。