不動産ニュース / その他

2025/2/28

神戸元町に木造の商業施設/三菱地所H

「MOTOMACHI Wood Terrace」外観

 三菱地所ホーム(株)は27日、同社が設計・施工した木造商業施設「MOTOMACHI Wood Terrace」(神戸市中央区)が、2月14日にアパレル路面店として営業を開始したと発表した。

 同社が事業計画からテナント誘致までをトータルで手掛けた非住宅・都市木造の象徴的なプロジェクト。木の構造躯体を“見せる(魅せる)”ことをコンセプトとしている。建築面積は約34平方メートル。建物は木造軸組み工法地上2階建て。延床面積は約67平方メートル。テナントには、天然素材やその生産各国の技術を重視するアパレル企業(株)マザーハウスが入居した。

 100平方メートル以下の2階建てとすることで準耐火建築が可能となり、木の構造躯体を現しとすることができた。鉄筋コンクリート造と比べて工期が短縮されるため、労務費削減にもつながり、同規模の鉄筋コンクリート造の建物と比較してライフサイクルアセスメントにおけるCO2排出量を80%以上削減。カーボンニュートラルの実現にも寄与する。

 人通りの多い角地に立地することから、木材の素材を外からも感じられるよう、二方向をガラス張りのカーテンウォールに。内部は木造躯体のCLT素材を現しにすることで、木材を感じられる設計とした。また、床躯体梁をたすき掛けでデザインし、金物が見えないように工夫している。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。