不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/3/17

首都圏分譲M賃料、平米3,600円台に上昇

 (株)東京カンテイは17日、2025年2月の三大都市圏の分譲マンション賃料月別推移を公表した。分譲マンションが賃貸された場合の募集賃料を1平方メートル当たりに換算して算出したもの。

 首都圏の平均賃料は3,641円(前月比1.7%上昇)と、3ヵ月連続で上昇した。3,600円台を回復するのは24年8月以来。都県別では、東京都4,302円(同2.7%上昇)、神奈川県2,688円(同0.4%低下)、埼玉県2,198円(同1.0%上昇)、千葉県2,073円(同0.3%上昇)と、神奈川以外で強含んだ。東京都は23区での上昇がけん引して上昇率も拡大傾向、埼玉は5ヵ月ぶり、千葉は小幅ながら4ヵ月連続の上昇となった。神奈川の低下は横浜・川崎市での事例シェアがやや縮小したのが要因。

 近畿圏は2,287円(同1.0%低下)となり、5ヵ月連続の低下。主要エリアで築古事例が増加したことで弱含みでの推移となった。大阪府は2,649円(同0.7%低下)、兵庫県は1,807円(同0.4%低下)だった。

 中部圏は2,045円(同1円低下)とわずかに低下し、愛知県は2,095円(同0.5%低下)。築古事例の増加によって低下したが、トレンド自体は堅調だという。

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