不動産ニュース / 開発・分譲

2025/3/17

神戸の物流施設が竣工/日本GLP

「GLP神戸住吉浜」外観

 日本GLP(株)は17日、マルチテナント型物流施設「GLP神戸住吉浜」(神戸市東灘区)を竣工した。

 阪神高速5号湾岸線「住吉浜」ICより約1.3km、同3号線神戸線「魚崎」ICより約2.5kmに位置し、神戸市内への都心配送および関西・中国地方の中間地点として広域配送が可能な立地となる。また、神戸湾岸エリアにあることから、神戸港の大型コンテナターミナルへのアクセスも良く、動物検疫の検査を受けられる希少な冷凍冷蔵物流適地となる。阪神電気鉄道本線「住吉」駅と神戸新交通六甲アイランド線「南魚崎」駅から徒歩圏で通勤アクセスも良く、雇用確保にも優れた立地。

 敷地面積は約2万1,195平方メートル。建物は柱が鉄筋コンクリート造・梁が鉄骨造の地上5階建て。延床面積は約4万5,924平方メートル。

 冷凍冷蔵の温度帯切替えが可能な全館可変温度帯(マイナス25~10度)としている点が特徴。また3階へのランプウェイ設置で1階および3階に接車できる他、スムーズな搬出などが可能な2層使いもできるため、保管型ならびに流通型の両方に適応した仕様とした。

 また、耐震性の高いブレース材の採用や受水槽、キュービクル、冷却設備等をかさ上げすることで、浸水や液状化への対策を実施。さらにノンフロン断熱材による防熱工事や自家消費型太陽光発電設備の設置など、持続可能な開発・運営に取り組んでいる。従業員向けにも約400平方メートルのカフェテリアを設けた。

 (株)日本アクセスと水間急配(株)、その他1社の入居が決定しており、満室稼働となる。

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BTS型・マルチテナント型(物流施設の〜)

物流施設の種類は、その性格によって、大きくBTS型とマルチテナント型に分けることができる。(1)BTS型特定のテナントの要望に応じてオーダーメイドで建設され、賃貸される物流施設。

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