不動産ニュース / 調査・統計データ

2025/3/18

リースバック、「知らない・初めて聞いた」は37%

 (株)ワイズワンホーム(兵庫県西宮市、代表取締役:山中英紀氏)は18日、「リースバック」についてのアンケート調査結果を発表した。3月13日に諸島部を除く東京都、神奈川県横浜市・川崎市の持ち家に住む40歳以上80歳未満の人を対象にインターネットで調査した。有効回答者数は2,087人。

 リースバックの仕組みをどのくらい知っているかを聞いたところ、最多は「知らない・初めて聞いた」で37.1%。次いで「大まかな仕組みは知っている」(28.3%)、「仕組みは知らないが名前は聞いたことがある」(27.9%)、「仕組みをよく知っている」(6.7%)。

 リースバックの利用・検討意向については、「利用・検討したいと思わない」が79.8%と大多数を占めた。「検討してみたい」は14.9%、「利用している(したことがある)」は2.9%、「検討している(したことがある)」は2.4%だった。

 リースバックを「利用している(したことがある)」「検討している(したことがある)」「検討してみたい」と答えた計421人にリースバックを利用・検討する目的について質問すると、トップは「老後資金の確保」(58.7%)に。以下「生活費の補填」(24.7%)、「相続対策(終活・資産の整理)」(22.3%)、「住宅ローンの負担減・完済」(19.2%)、「住み替え資金の確保」(16.2%)だった。

 リースバックを利用して自宅に住み続けたい理由についても質問したところ、「自宅を売ってもそのまま住める」(57.2%)、「生活環境を変えなくていい」(47.5%)、「引っ越ししなくてよい」(38.7%)、「自宅を売ったことを周りに知られない」(24.0%)となった。「売った自宅を買い戻せる」との回答は17.3%にとどまった。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。