不動産ニュース / 開発・分譲

2025/3/19

三井不、大英図書館再開発事業に参画

「(仮称)大英図書館再開発計画」外観イメージ

 三井不動産(株)は19日、英国で「(仮称)大英図書館再開発計画」に参画すると発表。英国の子会社Mitsui Fudosan(U.K.)LTDを通じ、世界最大級の資料を所蔵する大英図書館(ロンドン市)との共同事業契約を締結。新館の建設や図書館の整備等を行なう。

 ユーロスターの発着駅である「セントパンクラス」駅徒歩1分、英国内の主要都市への発着駅である「キングクロス」駅など、4駅の利用が可能な立地。キングクロスエリアは2000年代から再開発が行なわれ、世界的なテック企業の集積が進んでおり、世界的なAI研究機関や大手製薬会社といったライフサイエンス・AI技術の拠点としての発展が期待されている。

 敷地面積は約3,400坪。建物は鉄骨鉄筋コンクリート造地上11階地下1階建てで、延床面積は約2万9,200坪。図書館およびオフィス、ラボ、商業施設等で構成する。同社では初となる、英国でのラボ&オフィス事業。

 基準階で約2,000坪となるフロアプレート、豊富なアメニティの設置などで、高い競争力を持った開発を目指す。公共貢献の一環として、大英図書館のオフィス棟を再開発して新館を整備。既存の図書館との親和性を守りつつ、地域に開かれた空間づくりを行なっていく。

 建築デザインは建築設計事務所RSHPが担当、ディベロップマネージャーには英国の不動産ディベロッパーStahope PLCが就任する。総事業費は2,000億円超。26年の着工、32年の竣工を予定している。

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2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。