不動産ニュース / 開発・分譲

2025/3/26

長谷工、目黒に木造ハイブリッド賃貸マンション

「ブランシエスタ目黒中央町」外観。4~7階が木造・鉄筋コンクリート造のハイブリッド構造
居住者専用の「フィットネスルーム」。予約なしで8~23時まで利用できる

 (株)長谷工コーポレーションは26日、木造・鉄筋コンクリート造のハイブリッド構造とした賃貸マンション「ブランシエスタ目黒中央町」(東京都目黒区、総戸数101戸)の竣工に伴い、プレス向けの内覧会を開催した。

 東急東横線「学芸大学」駅徒歩11分に立地。従前に営業していたホテル、タクシープールを同社が取得し、建て替えた。敷地面積2,670.12平方メートル、延床面積7,219.80平方メートル、鉄筋コンクリート造一部木造・地上7階建て。1~3階が鉄筋コンクリート造、4~7階が木造・鉄筋コンクリート造のハイブリッド構造。木造箇所は同社グループの(株)細田工務店が施工を手掛けた。上階4層の専有部をハイブリッド構造としたプロジェクトは同社初で、木造住戸は36戸。

 木造施工箇所は、柱・梁・床にCLTを採用。木造の壁すべてを非耐力壁とし、間取りの自由度と更新性を確保した。住戸内の壁は、木材チップを50%練り込んだサイディング仕上げ。木造高遮音二重床システムにより遮音性能も確保した。木を採用することにより、試算上では約600tのCO2を貯蔵することができ、削減量は鉄筋コンクリート比で400t強。また、鉄筋コンクリート部分も環境配慮型コンクリートを採用し、従来比で約20%のCO2排出量を削減できるという。

 共用施設の充実にも注力。居住者や来訪者がゆったりとくつろげる「エントランスラウンジ」や、マシンによるウェイトトレーニングや有酸素運動ができる居住者専用の「フィットネスルーム」を設置。パーテーションタイプと個室タイプを完備したワークラウンジも用意し、在宅時に快適に暮らせる環境を提供する。

 住戸の専有面積は31.62~134.01平方メートル、間取りは1LDK~3LDK。ウォークインクロゼット、シューズインクロゼットを備えた住戸、天窓・ウッドデッキを設けたメゾネットタイプも5戸用意している。すべての住戸でサッシ高2,300mmを確保。メゾネットタイプの天井高は5,420mm、開放的な吹き抜けを設けた2面採光の角住戸タイプも設けた。2LDK(52.72平方メートル)の住戸には、居室と収納の広さを自由に可変できる収納ユニット「ウゴクロ」を「ブランシエスタ」では初めて採用している。

 賃料は、坪単価平均1万8,000円で、17万円前後~81万8,000円。3月22・23日に一般ユーザー向けの内覧会を開催。すでに3分の1ほどの申し込みがあり、メゾネットタイプへの問い合わせが集中しているという。28日より引き渡しを開始する予定。

専有面積134.01平方メートルのメゾネット住戸。天井高は5,420mm、天窓もあり開放的な雰囲気
動く収納ユニット「ウゴクロ」を採用した2LDKの住戸

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