森トラスト(株)は3月31日、テナント企業社員を対象とした「リベンジ入社式」を開催した。
同社が開発した東京ワールドゲート・神谷町トラストタワー(東京都港区)は2020年3月の開業だが、当時は新型コロナウイルス感染症の拡大期で、テナント企業の多くが入社式をオンラインで開催。さらにその後はリモートワークが普及したため、社員間のコミュニケーション不足や一体感の欠如が課題となっているという声がテナント企業から聞かれていた。そこで同社は、同物件の開業5周年記念を兼ねて、今回のイベントを企画した。
日本たばこ産業(株)、(株)ベルシステム24ホールディングス、森トラストなど同ビル入居企業8社に勤務する入社1~5年目の社員、約100名が参加。ビュッフェ形式のランチをとりながら、懇親を深めた。
参加者には、イベントのためだけの特製名刺を用意・提供。5人ずつのグループに分け、名刺交換や自己紹介を行ない、交流を図った。さらに「通勤を楽しいものに変える新サービス」を考案するグループワークを実施。グループごとに新規サービスの検討・提案を行なった。なお参加者の投票により、同じ時間に同じ電車に乗る人同士をつなげるマッチングサービス「電車でマッチ」を考案したグループが1位を獲得、賞品が授与された。
同社では、今後もテナント企業就業者の交流機会創出に力を入れていく考え。